2019年2月18日月曜日

対象を取る除去と読み合いの話

君は、《ジュッズヴァー》メインのデッキで試合をしている。
相手の使っているデッキは《ガエターノ》をメインにした型だ。

盤面ではお互いのエースだけが、一対一で睨み合っている。
今、対戦相手の《ガエターノ》の攻撃で君の《ジュッズヴァー》が倒され、
《ジュッズヴァー》のクローズスキルが発動して《ガエターノ》も倒された。

次のターン。
相手のSPは7。
君のSPは2。
デッキにはあと2枚の《ジュッズヴァー》が残っている。
相手の《ガエターノ》を倒したのはこれが初めてだから、恐らく復活してくるだろう。
ここで《ジュッズヴァー》を復活させればもう一度《ガエターノ》を迎撃できるだろう。
しかし君は、ここで《ジュッズヴァー》をリムーブし、ノーセットを選択する。
するとどうだろう。相手がセットしたカードは《無慈悲な死》。

《無慈悲な死》は「全てのユニットから1体選んで墓地に送る」カードだ。
盤面に自分のユニットしかいないならば、それを選択して墓地に送るしかない。
復活した《ガエターノ》は主人の手によって墓地に送られてしまったのだ。

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Magic:The Gatheringの公式サイトでMARO辺りが書いてるブログって、日本語版に翻訳されると↑みたいな感じの文体になるよねー。
さて、今回は対象を取るスキルの話でも。
少数精鋭の大型使っているとクローズしたユニットを復活できるにもかかわらずわざとリムーブする人がいます。
理由はいろいろあると思いますが、そのうちのひとつが↑みたいな「除去の回避」。
《次元の裂け目》を除く除去系のスキルは「生きている」ユニットを対象に取るわけですから、
復活させずにおけば除去から逃れることができるわけです。
特に、《無慈悲な死》や《魔人の手》などの大型除去系の魔法は「全てのユニットから1体選ぶ」ため、
敵陣がら空きでキャストしてしまうと味方を斬らねばならなくなります。
《煉獄》や《炎の竜巻》ならば空撃ちで終わりますがSP使わせてるので勝ったようなものですね。
どこで復活させるかリムーブするかのタイミングは人それぞれでしょう。
大した除去を入れていない可能性だってありますからね。
逆にわざとのリムーブを読まれて《次元の裂け目》できれいに除去されてしまう恐れがある点にはくれぐれもご用心。

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