2024年4月2日火曜日

【Cluster】羅列芸術の世界は、集合体恐怖の夢を見るか?

はじめに


今回の日記(というか、手記?)は
Clusterにおける自戒というか気をつけた方がいいよなーという気づきを書き残します。

ワールドを作ったんですよ

いや、一応これでも底辺クリエイターのハシクレなので、ワールドなりアバターなりは作っているんですよ。はい。
それで、今回話題に挙げるのは「崇拝」というワールドです。
「到着すると高台に着地。その後下にいるモブたちにより崇拝される者の気分を味わえるワールド」というのが基本的なコンセプトです。



後は
  • 崇拝される側から見て崇拝する側なんて同じ顔のモブにしか見えていないだろう
  • 崇拝される者は意外と孤独かもしれない(高台周辺には漏れがあるもののシールドコライダーで進路を塞いである)
みたいなことも表現しようとしています。そしてテレイン一枚で地形を表現するテストも兼ねてるんですが、今回そこは主題じゃないので省略。
さて、上の画像で、下に何やら人影が集まっているのが分かりますでしょうか。
下に降りてよく見てみましょう。




もう少し寄ってみましょうか



UNIVRMというアセットをUnityに入れることで、VRMモデルをアップロードできるのですが、
これを用いてモブを大量配置しています。
みすぼらしい感じに作ってますし、心酔しているので瞳孔はガン開きという
「作者は病気」と言われても仕方ないデザインです。パパっと作ったのであちこちにアラもありますし。
そんな雑モデルですが、権利放棄の上で配布しています。アラを各自修正の上、改変したりしなかったりしてお使いください。
話がそれました。この作ったワールドを何人かに案内したんですが、先日ここをご覧になった方がご気分を悪くされてしまいまして。
その原因が「集合体恐怖症」。
ここではざっくり「同じものが大量に集まっているのが怖い」と考えてください。
申し訳ないと思いつつ、ある程度はどうしようもないという思いもあったんですが、
とりあえず概要文に注意を加筆しました。



今回のケースだけでなく、高所恐怖症の人の足をすくませてしまうなど過去にやらかしているので
この辺りはなんとかしないといけないとは思っています。ただ、一人ですべてのリスクは洗い出せないので、やっぱり色んな方に見てもらって、リスクがあったらその旨書いていくしかないと思います。
その上で、「配慮」のしすぎでクリエイティブの手を止めてしまうのは、それはそれでよろしくないとも思っています。
これを言い出したら懐中電灯片手に暗所を探索するタイプのホラーワールドは全部アウトになるので。

まとめると

  1. ワールドの作成には恐怖症のリスクがある
  2. リスクがあると分かったら概要文に書くなどの対策をする
  3. 一人でリスクすべての洗い出しはできないので、色んな人に見てもらって感想や意見などを貰おう
  4. リスクを恐れて創作の手を止めるべきではない
……ってところでしょうか。ちょっと歯切れ悪いですが。
インスタレーションアートとかつくる人みたいになっちゃってるので、今後も創作は頑張りつつ、問題があったら対応していきたいです。

2024年2月5日月曜日

子どものためにSNSに文句を言う前にさ……

今朝ニュース見てたらこんな話題がありました。
ざっくり言うと「『SNSのせいで子どもが悪い影響を受けている』つって、X、META、TikTokの社長がアメリカ政府の公聴会に呼ばれて文句言われまくった。なんならザッカーバーグは謝罪させられた」って感じの話題ですね。


ただ、これはちょっと変な事態だなと個人的には思ってまして。
騙されて性的な画像を送ってしまい、それが拡散されて大変なことになるっていうのは別にSNSでなくても発生します。
はい、Eメールですね。返信を繰り返せば、簡単に近いことは普通に可能ですので。
次に、長時間SNS見すぎて健康を害したっていうのはSNSでなくても長時間見すぎたら健康を害しうるわけです。
長時間原神してたら3D酔いとかで「あ、つらい」ってなることありますし、テレビとかでも長いこと見てたら疲れを感じたりすることありますよね。
耳を保護したいなら長時間のイヤホン使用はやめようねって昔から言われるのもそうですね。なにごともやり過ぎは良くないんですよ。

公聴会で議員さんたちから指摘された点について、各社対策はしていると回答していてMETA社は自社のSNSで16歳未満に機能制限を付けるとしていますね。その対策は大いにすべきとは思っていますが、各社以上にお子さんをお持ちの親御さんに対策して欲しいなーと思っています。
  1. 一日のSNS使用時間を決めるとか
  2. 怖いとか怪しいと思ったら連絡するようなルール作りとか
その辺かなあ。勿論これが絶対だとは思っていないのですが。
METAの16歳ルール(16歳未満は投稿できる画像の数や送れるメッセージの数に制限が設けられる)はいい線行っているとは思います。
まーガチ勢はサバ読んでアカウント取ると思うけどね☆

2023年10月1日日曜日

AMDのRadeonのお守りをする男

はじめに

こんにちは。
今回は私のPC環境の話をします。
今使っているPCは、MSIの「MODERN-15-A5M-570JP」です。
ゲーミングPC造っている会社が作ったただのノーパソ……のはずなんですが
妙に無茶を聞いてくれるというか、これでClusterやVRCも難なく動いてくれるんですよ。
まー流石に「PCVR」とかは無茶かもだけど。

基本的にこのPCに不満はないのですが、ただひとつだけどーしようもないことがあるんですよね。 それが「グラフィックドライバー」。
というのも、このPCに搭載されているドライバーは「AMD RADEON」。
自作PC組んだことのある人には有名かと思いますが、このボードはかなり「出来の悪い子」でして
よくクラッシュするんですよね。

今回、どうするかなんとなく見えてきたので記録しておこうかと。

結論から言うと

原因になっていたのは二つ。
  1. LogicoolのLogioption+が壊れた
  2. Chrome系ブラウザの「ハードウェアアクセラレーション」がオンになっている
これらの状態でChrome系を使いYoutubeの動画・配信を視聴しようとするとクラッシュするわけです。
クラッシュすると、画面が暗転してから元に戻り、AMDのアドレナリンアプリからお知らせがでます。
そしてYoutubeの動画を視聴しようとすると画面に線が出たりそもそも見られなかったりといった事態に陥るわけです。
なんならゲームとかもできなくなるかも。
対応としては
  1. 一旦LogiOption+をアンインストール
  2. Chrome系のオプションを開き、ハードウェアアクセラレーションをオフに
  3. グラフィックドライバーを一旦アンインストールし、PC自体を再起動
ってことになりますね。で、立ち上がったら適当にYoutubeの動画を再生してちゃんと出てきてくれたら成功って感じです。

それなーに?

完全に「おま環」な話なのでもうちょい補足しますね。
LogiOption+はLogicool製のマウスやキーボードをカスタマイズするためのアプリケーションです。私はこの会社のM575というトラックボールを使っています。
このボタンには第三ボタン・第四ボタンがあって、そこに機能を割り当てるのにこのアプリがどうしても必要なのです。
Logicoolが次々と新商品を出す以上、対応機種を増やす関係でこのアプリには絶え間なくアップデードがかかります。
それをトチると影響がボードに来ることがあります。面倒だねー
もうひとつ。ハードウェアアクセラレーションですね。
Chromeの機能のひとつで、オンにしているとブラウザ上ですごいことが出来るようになります。
例えばGoogle Mapの「3Dビュー」。この機能をオンにした上で航空写真を表示すると建物や風景を色んな角度から眺められるようになります。
あと個人的に用事があるのが「原神のウェブイベント」。基本的に報酬を代価としてプロモーションの片棒をユーザーに担がせていくものなのですが
これはハードウェアアクセラレーションをオンにしていないとまともに動作しません。そもそもオフの状態で開くと「オンにしてね」ってアナウンスされるし。 ハードウェアアクセラレーションをオンにしてこれらを開いても特にクラッシュはしないのになー。どうなってるんだよYoutube。

おまけ

多分もっと出来の良いサイトでやり方を見てきていると思いますが、グラフィックドライバーがクラッシュした時の再起動方法を記しておきますね。
  1. まず、スタートボタンを右クリック。そこにある「デバイスマネージャー」を開きます
  2. デバイスマネージャーが開いたら、グラフィックドライバーの項目を探し、矢印を押してサブ項目にあるドライバーの名前を出します
  3. ボード名を右クリックしてメニューを出し「アンインストール」を選びます。
  4. PCを再起動。システムが自動的に必要なドライバーを入れてくれます
こんな感じですね。

2023年9月10日日曜日

【Cluster】ワールド《分割の理想郷》読み解き

はじめに


皆さんこんばんは。
まず、Clusterに新しいワールドを作りました。
《分割の理想郷》といいます。 


前回記事のような感じで、「言いたいこと」をもって作ったワールドです。……が、かなりシンプルな構造なこともあり
多分、ノーヒントで見に来てくれた人には意味不明なんじゃないかなあとも思うんですよね。
一応ワールド説明にヒントは書いています。

誰かにとっての理想郷は
別の誰かにとって地獄であり
見えているものがこの世界の全てではないということです。

たとえば
カメラをこの壁の向こうに持っていくことで
見える世界があるように
こんだけ読めば、作成者である私が来てくれた皆さんにどうしてほしいのかは大方伝わると思っているのだけどねー。
「一応、文章で説き方を説明しよう」という意見を貰ったのでこうしてブログに書いているわけです。

制作の意図とか

ワールド概要に書いてあることが全てですね。つまり
  • 誰かにとっての理想郷、別の誰かにとっては地獄かもしれない
  • 見えている世界だけが世界の全てじゃない
の二点です。
この二点を表現するために
  • 着地すると、壁が設置されている他はなにもない
  • カメラを起動し、コントロールをアバターからカメラに切り替えて壁を飛び越えるか側面を避けることで違う風景が見えてくる

というデザインにしました。その旨はワールド概要に書いてあるからわかるでしょ?ってことです。 

 


構造の話

こっから先は、Cluster使って気合い入れてモノ作っている人向けかなあ。ネタバレもやや含む感じで。
Unityにあるこのワールドの設計図です。スポーンポイントがある場所を手前にして映すとこうなっています。


見ての通り、planeで作った地面をCubeで作ったパーテーション四枚で区切っています。
パーテーションの向こうにたどり着く方法はないはず(切れ端に向かってジャンプし、レバー操作でうまくターンすればワンチャン到達できるかもしれないけど)なので、向こう側を見るにはカメラ起動から支援機を飛ばすしか無い。
「向こう側」が「こちら側」よりもあなたにとって良いか悪いかはあなた次第ですが、少なくともあなたが見えていた部分だけが「この世界のすべて」ではなかったわけですね。

まとめ?

とまあこんな感じの付き合いが悪いワールドの解説でした。
人間、物事を判断する基準は人それぞれですし、判断には必ず「青眼鏡」が影響します。
そして見えているものが全てという驕った考えはお捨てになることをおすすめしますよ。