はじめに
スーサイドという戦術があります。何かの成果を得る対価として、自分の持っている大事なリソース(多くの場合は自分のライフ)を差し出す戦術をいいます。
アルネオでもこれに類する戦術があります。自分のLPを能動的に削ったり、味方を撃破したり。
今回は能動的に自分のLPを削る「自傷」について考えます。
そもそもなんでそんなことするのか
理由は簡単。「シールドスキルの能動的発動」ですね。特に除去系のシールドは行動済みしか狙えないとか未行動しか狙えないとかの制約が色々あります。
タイミングの合わないシールドは、発動しても無駄に終わります。
一方で、能動的にこの手のシールドスキルをぶっ放せれば確実に有効なタイミングで効果を発揮できます。
それが除去系であれば、そこから更に攻めていくことができるでしょう。
自傷ができるカード(一例)
では、ここでよく出てくる自傷持ちカードを紹介してみます。あくまでも一例ということで。
戦闘用魔法少女/欠陥品
オートスキルで自傷するユニットです。
HP20しかないため、炎の息などの火力やディフォなどの足の速いユニットには注意したいですね。
スキルの関係上放っておくと勝手に自傷し続けるので用が済んだら《魂の契約》などで処理することが求められます。
スペックは自傷する分LV1としては結構高めのものを与えられています。《光の精霊》には負けません。使者も倒せます。
策士の楽師『ルティナ』
オープンスキルで自傷します。 タイミングを見てセットし、《魂断ちの呪い鎌》などを能動的にぶっ放すのに使います。
フィールドに出た後は、結構いいステータスの実質バニラとして活躍します。
倒された後に復活するかリムーブするかは人それぞれですね。
新緑の娘『ディアドラ』
ルティナよりもレベルが2低いカード。色は違いますがルティナよりすばやく自傷できます。
ただし、「全属性値2以下」という制約がついてきます。ディアドラ自身は倒されると使者に近いルールで墓地に行きますので、初手で出して一枚目を割るのが安定するでしょうか。
安定感はありますが、青に用のない黒いデッキであれば欠陥品の出番ですね。
まとめ
ちょっとあっさりめですが、自傷について考えてみました。これらのカードは戦略の幅を広げてくれますが、墓地からの回収でデッキに戻ってももう一度出しにくいという欠点を抱えています。
こーいうカードも使いこなせてこそのイクサーです。相手が使っていたら、注意深く見ていると新しい発見があるかもしれませんよ。
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