アルテイルにおいては、フィールドに居るユニットを他の領域に移動させることですね。
MTGやウォーブレみたいなルールだったら除去をしないでひたすら顔面を殴りまくるのもアリだとは思いますが、
ユニットの生き死にとプレイヤーのライフダメージが結構直結しているアルネオにおいてはそうも言っていられません。
何らかの形で除去をせねばなりません。今回はそんな除去について考えます。
どんな方法があるのか
難しく考えなくてOK。「なんだそんなことか」ってなるはずですよ。殴り倒す
これが除去の基本中の基本。戦闘破壊。人によっては効果による除去のみを除去といい、戦闘によるものは含まないという意見もあるけど。今回は解説記事ですし、含めちゃいます。
通常攻撃やオートスキル、アクションスキルでダメージを与えてHPを0にします。今魔法への耐性や墓地送りに対する耐性、返却に対する耐性など効果が効かないユニットが出てきていますので中々バカになりません。
通常攻撃は攻撃されないユニットには当たらないけど。
そんな戦闘破壊のメリットはコストの安さですね。 普通に殴る分には基本的にコストは一切かかりません。アクションスキルを使う場合でもかかるSPは多くても3くらい。
ユニットを出すコストさえ工面できればガンカン敵を殴っていけます。
デメリットとしては遅いこと。
まずセットして着地させる必要があり、その後も敵のオープンスキルやオートスキル、各種アクションをくぐり抜ける必要があります。加えてユニットの存在は相手に見えているわけですから当然相手は何らかの手を打ってくるはずです。
戦闘を主体にするならユニットを守る手段を考えましょう。
加えて再生能力を持つ敵に対して有効打となりえないデメリットもありますね。
未行動の《ガエターノ》をいくら殴ったところで暖簾に腕押しでしかないんですよね…。近いところでは防御力でがっしり固められると効かなくなるのですが、あまりそういう場面には遭遇しないかな。《永久凍結》とかで攻撃力を0にされることは結構あるけど。
焼く
他のTCGでは火力とも呼ばれているもの。アルネオでは主にオープンスキルでユニットにダメージを与えて倒します。
《炎の竜巻》などで盤面を壊滅させられた人は多いことでしょう。
火力の良いところは戦闘破壊の次くらいにコストパフォーマンスが良いこと。
カードによっては撃破成功でボーナスが貰えるものもあります。倒しきれなくても後続のユニットたちで殴り倒す手始めにすることもできます。
ゴウエンが得意としており、「炎の」と名のつく火力魔法がたくさんあります。竜巻や息以外にも使いやすかったり強力だったりなカードがたくさんありますのでぜひ手にとってみましょう。
一方欠点としてはまず回復でチャラにされる点。火力魔法はすべて《大海の人魚魔術師》や《アレグリア》のオープンスキルでいとも簡単にかき消されてしまいます。特にアレグリアに竜巻なんかを重ねちゃった日には敵に塩を送る結果に。再生能力持ちにも効きにくいですね。特に《ガエターノ》。 戦闘破壊と同じく防御力にかき消される恐れは常に意識しておいたほうが良いでしょう。早々ないですが…。
返却
紙のTCGから上がってきた人にはバウンスと表現したほうが通りが良いでしょうか。ユニットをデッキに戻してしまう効果を言います。ファルカウが得意としており、対応するレベルごとに色々な魔法があります。シールドも返却カードが色々ありますね。
バウンスのいいところは相手が払ったコストを丸々損させることができるという点。戦闘破壊や火力ではSP1と同名カードの消費により手軽に復活させることができます。しかし返却では死体が残っていないため、そのユニットを復元するには同じコストを支払ってフィールドに出し直してやる必要があるのです。 もちろんそれで出てきたユニットにはそれまで乗っていた各種強化は乗ってませんので強化し直しとなり相手としては大幅なテンポロスとなります。
欠点としては、あまりにもレベルの高いユニットは返却しにくいこと。魔法で確定返却できるのは《分解》の射程であるレベル5まで。
一応《水の柱》は耐性さえなければなんでも戻せますがランダムなので安定はしません。
シールドに頼る場合は、速さ・位相などの条件を整えてやる必要があります。
《魔法のトビラ》や《精神の集中》などの耐高速型を使っておけばだいたい何とかなりますが絶対じゃありません。読まれて《メイリーン》などで寝かせられたらどうしようもないですし…。
出し直す手間を相手にかけさせることができると書きましたが、手間さえ惜しまなければまた出てくるということでもあります。 相手がSP余りがちな構築・戦法だった場合、中コストくらいならもう一度くらいは出し直せる余裕がある場合も多く、除去が結局一時しのぎにしかならなかったなんていうのはよくある話です。
墓地へ送る
デッキではなく、墓地へ直接移動させるなんてのもあります。ローティアが得意としています。《無慈悲な死》とかね。
返却と同じく出し直しを強要させられる上に、返却と違って出し直したユニットは復活回数が下がるので倒しやすくなるというメリットがあります。
デメリットとしては重いこと。クローズを狙う《次元の裂け目》はレベル3ですが、基本となる《無慈悲な死》はレベル6。レベル6だとそう簡単に何度も使うわけには行きません。シールドも味方を墓地に送らないといけないなど、最高級の除去故に高い追加コストが課せられています。
また、墓地に送る除去を放つということはユニットをクローズさせてライフダメージを与える機会を奪っているということでもあります。 そのため、墓地送りを使うなら、使い所を見極める必要があるのです。
まとめ
今回は除去について見てきました。基本的に除去のコストは戦闘破壊<火力<返却<墓地送り<消滅
のようになっています。デッキの性質や出せるSPと相談して、必要な除去を選んで構築し、実戦で撃っていきましょう。除去を使うポイントとしては「デッキの中に入っている除去を全部撃とうと思わないこと」です。除去する必要がないのに無理して撃つことはないのであり、時には様子見から戦闘で倒すなども必要になってきます。特にあまりユニットを展開しない相手ならば腐るわけですからね。